fragrance of syrup

うつ病・HSP持ちのどうしようもない思考記録

メンタルヘルス本①

精神疾患があると、メンタルヘルスに関する書物を自然と手に取ってしまうもので、なかなか人にはおすすめできないけど、好きな書物を紹介します。

メンヘラちゃん (上)

メンヘラちゃん (上)

 
メンヘラちゃん (下)

メンヘラちゃん (下)

 

 作者はこの漫画を描いた当時、高校生だったっていうから驚き。主人公である中学生のメンヘラちゃんうつ病を患い不登校中。そんなメンヘラちゃんを支えてくれる優しい健康くんと病弱ちゃん。3人の繰り出す笑いあり涙ありの物語。うつ病を患った人なら思わず、「分かる分かる」と言いたくなるような心理描写や、ヘビーな内容をシュールな笑いで軽やかに描き切る作者の力量に感心してしまう。心が温まる素敵な漫画です。読むたびに自分のうつ病どハマりのときのことを思い出してしまい、泣いてます。

 

卒業式まで死にません―女子高生南条あやの日記 (新潮文庫)

卒業式まで死にません―女子高生南条あやの日記 (新潮文庫)

 

90年代、世紀末、混沌としていた時代を駆け抜けたネットアイドルの先駆け「南条あや」。今は亡き彼女がネットでアップしていた日記をまとめた一冊。境界性パーソナリティ障害うつ病などを抱え、リストカット瀉血を日常的に行っていた彼女の文章は非常に明るく快活で流れるように読める。しかし、その明るさが余計に彼女の暗い部分をくっきりと浮かび上がらせており、時折垣間見える彼女の苦悩に胸が締め付けられる。

 

AMEBIC (集英社文庫 か 44-3)

AMEBIC (集英社文庫 か 44-3)

 

 重度の摂食障害(拒食症)を患いながら、物書きを生業としている主人公の恋愛模様がドライなようでいてかなり粘着質。その生々しさが好き。私は別に摂食障害ではないですが、人が当然のように飲食したり、排泄したりすることに対する違和感や嫌悪感というのは何となく理解できる。

 

致死量ドーリス (フィールコミックスGOLD)

致死量ドーリス (フィールコミックスGOLD)

 

 大学院生蜜(みつ)と売れないバンドマン岸。共に暮らし始めた二人の関係はやがて蜜の境界性パーソナリティ障害によって破綻していく。相手の理想の少女になりきることで生きてきた蜜が理想の少女でいられなくなったときどうなってしまうのか。ジェットコースターのような展開で物語は進む。楠本まきの絵は繊細でとても好きです。人間関係に関わる障害って本当に難しいなあと思う。