fragrance of syrup

うつ病・HSP持ちのどうしようもない思考記録

彼の虚勢を笑うな

大学のゼミの同期と飲んだ。そのときの話だ。私も二度一緒に飲んだことのある大学の同窓生がうつ病になったらしい。彼は大手の証券会社に就職した期待の新人だったが、仕事の過酷さからうつ病になった。休職することになり、実家に帰ったそうだが、今度はアルコール中毒になり、酔って近隣住民に暴行してしまい、留置所行き、不起訴になった後、精神科の閉鎖病棟で現在は入院しているらしい。同じ場にいたある同期がその話を教えてくれた。正直とてもショックだし、今思えばあのときのあの威勢のいい仕事に対する話は全て虚勢で、彼は必死に己を守っていたのだと思うと悲しくてたまらない。気持ちがとても分かるから。

でも一番キツいのは、やはり健常者である同期の反応だ。「うつ病になったとか終わってる」「うつ病は一生治らないのに、就職は厳しいな」とか。一人、大手の転職会社に勤務するエリートがいるのだが、その子は特にうつ病になった奴は使い物にならないと言っていた。「あんなに虚勢張ってた意味が分からない」とかどうして分からないの?彼の虚勢を笑うな。どうか笑ってくれるな。
私はその話を聞きながら、やはりこの人達に本性は晒せないし、人間は本当に嫌なものだと思った。彼とあんなに仲の良かった人達があんなこと言うのだから何を信じればいいのか。私と一緒に福祉や心理の勉強してきた人達がこんなこと言うっていうのも悲しいし、勉強したはずなのにうつ病ADHD(彼はADHDでもあったらしい)のことを全く理解してなくて驚いてしまった。