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fragrance of syrup

うつ病・HSP持ちのどうしようもない思考記録

今年のGWは映画を観ていました

ちょっと日常

最近、大阪旅行に行ったのでGWは遠出せず、都内に出没していました。映画を二本観たのですが、どちらも大当たりだった。

リップヴァンウィンクルの花嫁を観た

岩井俊二監督の映画はみんな映像が美しいのですが、今回も非常に美しかった。そして出ている俳優さん達の演技も素晴らしかった。あまりに素晴らしかったので黒木華にいらいらしたり(自分の意見を持たない、ブレブレな生き方をしている主人公を演じていたため。黒木華自身にいらいらしてたわけではないです)、Coccoの無邪気さに惚れ惚れしたり、綾野剛の胡散臭に笑ったり、三時間あっという間。
Coccoの台詞がみんな良い。とても印象的だったのは、幸せに耐え得る限界値について語る場面。私は限界値が他の人より低いのってCoccoが言うんですけど。私も限界値低いからその気持ちがよく分かって泣けた…
去年、会社の人にめちゃくちゃ誕生日祝ってもらって、余りの幸せに耐え切れなくなり、家に帰ってから「怖い怖い」と言って大号泣した幸せに耐え得る限界値の低い私なのですが、Coccoが、こんな自分のために他人が何かをしてくれる(例えばコンビニの店員さんが買ったものを袋に入れてくれる)、それだけでもう幸福で、でも無償の幸福は大き過ぎて耐え切れないからだから私はお金でそれを買うって言うのが本当に身に染みて。そういう些細かもしれない幸福がもうどうしようもないくらい有難く、そして申し訳なく感じてしまうのです。だからこそ、この世は幸福で満ち溢れているんだよってCoccoは言うんですけど、彼女にとってそれは好ましくも辛いことなんだと思うのです。小さな幸福でさえ彼女を傷つけている。そのことを思うと本当に涙が止まらなくなったのでした。いい映画だったなあ。

追憶の森を観た


あとこちらも観ました。自殺志願者のアメリカ人が死に場所として日本の青木ヶ原樹海を選び、実際に樹海を訪れる、そしてそこで謎の男と出会い、樹海を彷徨うお話なのですが、こちらも映像が綺麗。樹海の美しさがよく出ていて見惚れてしまいます。そして渡辺謙の演技がよかった…最初観始めたときは日本の知識に乏しい外人の作った映画かと思う部分があったのですが、そこに大きな意味が隠されていたり、彼が死のうとする理由、そしてそこから再生に至るストーリーの良さに感動したり、いい映画でした。青木ヶ原樹海って自殺の名所って言われてますが、そもそも樹海には沢山の生命が生まれ、育ち、生きている場所だと思うのです。そういう意味で彼が再生していく様が樹海で描かれるというのはとても印象に残るものでした。青木ヶ原樹海行ってみたいなー。