fragrance of syrup

うつ病・HSP持ちのどうしようもない思考記録

通り雨と最悪

天気予報は晴れだったのに、いきなり通り雨が降ってきた。慌てて近くのコンビニの前で雨宿りをする。しばらくすると十代くらいの女の子二人組が走りながら私の隣にやってきた。

「もう、最悪〜」
「本当だよね、最悪だわ」
その二人はコンビニの中に入り、ビニール傘を購入するとビニール傘を差して歩いていった。
私は降り続く雨をぼんやり眺めながら、雨が降って濡れただけで最悪と呟く彼女達を可愛いと思った。若いなと思った。ビニール傘を差して歩き始めたら彼女達はきっともう最悪だったことを忘れてしまうのだろう。まだ地獄を知らない、輝かしい未来のある者よ。
しばらくすると雨が止んだので私は歩いて家へ帰った。