fragrance of syrup

うつ病・HSP持ちのどうしようもない思考記録

全ては無意味でしかない

今、読んでいる本について。

 

 

「生きづらさ」を超える哲学 (PHP新書)

「生きづらさ」を超える哲学 (PHP新書)

 

 

  

岡田尊司氏の本を何冊か読んできたけれど、精神疾患や生きづらさについて歴史人物や身近な例を挙げながら丁寧に考えているところに共感を持てる。辛い思いを抱えている読者に寄り添ってくれる感じ。
 
その中で印象的だったのが、サマセット・モームが書いた「人間の絆」という本を題材に心に空虚感がある人に向けた部分。人生の全ては無意味であり、どんなものにも意味はない。それは悲しいことのような気がするけれど、成功したことも無意味であれば失敗したことも全て無意味なことなのだと思うと少し肩の荷が降りるような気がする。ニヒリズム、いいですね。
 
それと共に最近、嫌なことがあると呪文のように唱えている一説がある。
 
繰り返される諸行無常
蘇る性的衝動
 
これはZAZEN BOYS向井秀徳が何度も様々な曲の中で唱える一説である。「蘇る性的衝動」はとりあえず置いておいて、「繰り返される諸行無常」には本当に心を救われている。何を成功しても何を失敗しても結局、諸行無常、砂絵のように跡形も無く消えていってしまう。だから何もかも留まることはないのだ。向井秀徳(というか原典は平家物語な気がするけれど)、いいフレーズ使ってくるなあと思うのです。
 

 
最近、帰り道で自転車に乗り、夜風を切りながら走るときに小声で口ずさむと、「ああ今日やったことだって何もかも消えていく、意味のないものでしかないのだ」と思うとなんだか安心できるのでした。